土堂の家

尾道市商店街に位置する、間口4.3m、奥行46mの細長い敷地に建つ、築150年の町家のリノベーション。

本計画は、古民家らしさや意匠的価値を保存することを主眼とするものではなく、住まい手の終の棲家としていかに無理なく快適に暮らし続けられるかを基軸に据えた改修です。

段差の解消によるバリアフリー化、現代の生活に即した温熱環境の整備、合理的な家事動線の再構築。それらを通して、住まい手固有の価値観や生活リズムが自然に表出する空間のあり方を模索しています。建物の姿形は変容しても、この土地に息づく気風や尾道らしい自由でおおらかな暮らしの気配が感じとれること。本計画は、その継承を静かに目指している。

工事場所:広島県尾道市

敷地面積: ―

延床面積: 83坪(275㎡)

構 造 :木造伝統工法

間取り :8LDK+S

ご家族 :3名+わんこ1匹