多治米の家

敷地は、メイン道路から一歩入った閑静な住宅地に位置し、周囲の街並みの中で大屋根の外観が穏やかに存在感を放つ住まい。

太陽光パネルの設置という要望に対しては、住まいの「顔」となるエントランスからその存在が直接見えないよう配慮し、外観の印象と機能性の両立を図った。必要なパネル枚数から大屋根の大きさを導き出し、さらに周辺建物の影の影響を受けにくい敷地中央へと配置することで環境性能と意匠性の双方を成立させています。

 

室内には暮らしの目線に寄り添う位置に開口部を設け、やわらかな光と季節ごとに移ろう景色を取り込んだ。日常の中で自然の変化を感じながら四季を通して心地よく過ごせる住空間となりました。家族が自然と集まるリビングは、勾配天井がのびやかに空間を包み込み、新しい家族の時間をやさしく受け止める場として計画。

効率的に整えられた家事動線と、細部にまで配慮したデザインが日々の暮らしを静かに支え楽しい暮らしへとつながっていく。

 

また、庭はあえて完成形を定めず、家族でこれから少しずつ造り上げていく「未完成の庭」として位置付けた。住まいとともに育ち、家族の思い出が重なっていくことで、この場所ならではの風景がゆっくりと形づくられていくことを願っています。

工事場所:広島県福山市

敷地面積:140坪(462㎡)

延床面積:38坪(128㎡)

構 造 :木造軸組(在来)

間取り :3LLDK+2S

ご家族 :6名