福田の家
福山市郊外に広がる穏やかな自然環境の中で、地域の風景に静かに溶け込む佇まいを志向した住宅で。
主張しすぎることなく、しかし確かな存在感をもって周囲と調和する姿は、この土地が本来持つ空気感を丁寧に読み取ることから生まれています。
屋根には日本瓦を葺き、時を重ねるほどに味わいを深める素材を選定しました。外壁は柔らかな陰影を生む塗り壁と、温もりある表情の国産杉を組み合わせ、和を感じさせながらも現代の暮らしに寄り添う外観としている。自然素材が織りなす質感は、四季の移ろいを映し出し建築そのものが風景の一部となる。
内部空間はリビングを中心に据え、視線と動線が敷地全体へと広がる構成としました。内外共に心地よさを大切にし、室内にいながらも外部の気配を感じられる計画としています。リビングに連続する多目的デッキは、余暇を楽しむ場であると同時に光や風を取り込むドライエリアとしての機能も兼ね備える。
内と外、建築と自然、その境界線をあえて曖昧にすることで、暮らしはより自由で豊かなものとなる。日常の中に静かな余白を生み出し、住まう人それぞれの時間が穏やかに積み重なっていく住まいである。
工事場所:広島県福山市
敷地面積:224坪(743㎡)
延床面積:41坪(136㎡)
構 造 :木造軸組(在来)
間取り :4LDK+3S
ご家族 :5名





















