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徳々庵 古民家再生


 

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ジェルコリフォームデザインコンテスト2014 【戸建全面部門 全国優秀賞】

     

 

 

徳々庵 古民家再生/フルリノベーション

工事面積:234.65㎡(70.98坪) 工事期間:2013年5月~11月

 

 

福山市北部に建つ築120年の古民家。これまで住まい手の世代や家族構成が変わる度に改修や増築を繰り返し、結果的に大きな住まいの極一部だけが生活に利用され、ほとんどの部屋が物置となっていました。同時に、利用される部屋はあちらこちらに分散している状況で、その動線の長さから、家が大きいことが煩わしいとさえ思われる状態となっていました。また、構造をはじめ、断熱性、気密性、安全性、設備等、住宅としての重要な機能が老朽化によって損なわれており、今後この住まいに長く住み続けることを考えた場合、抜本的な見直しが必要と考えられました。

 

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お施主様は、伝統工法でつくられ、『古民家』といわれるこの住まいに価値を見出し、不便ながらも愛着を持たれており、解体して新築するのではなく、リノベーションによってこの住まいの良さを活かし、かつ引出しながら、現代的なライフスタイルの形成や、心地の良い暮らしができるよう甦らせたいと希望されました。

         
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大勢のお客様を迎え入れられる広い玄関ホールの上部は、養蚕のための小屋裏部屋を支えていた梁を露出させ吹抜けとし、上階の通路を吹抜けに面してガラス張りとして、ロフトの存在を垣間見せ、古民家が持つ空間構成を印象付けます。正面にはホールを介して中庭を配し、この住まいが持つ豊かさを象徴させています。

リビング・ダイニングはこの住まいの中心的な場所性を持たせるため、高天井として空間にヴォリュームを与え、同時に隠れていた梁を露出することで架構の力強さを現し、この住まいの成り立ちと伝統を表現しています。

和室は既存の配置と床高さをそのまま利用し、リビングとの繋がりを持った小上り座敷として、目線の変化による空間の印象操作を企図しています。

2階では二間を続き間として利用できるよう階段の配置を変え、より柔軟で充実したプライベート空間としています。また、既存の小屋裏部屋を減床、玄関ホールを介してリビングと繋ぎ、天井高の低いロフト空間を形成して、落ち着いた居心地の良い、趣味室兼ゲストルームとしています。

         
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住まい全体の印象を統一する杉の無垢フローリングと珪藻土の塗壁、水廻りのサーモタイルや玄関土間の墨モルタル、燻製竹や麻のロールスクリーン、シナ材の扉や既存の建具を加工して組み直した硝子戸、伝統木工組子の建具、京唐紙の襖戸、一枚板のカウンターや造作家具等の設えは、陽が射し込み、風が通り抜け、家族が触れて、時には汚し、時間の経過の中で暮らしに馴染んで愛着が持たれていくものを採用しました。

この住まいがこれから永く住み継がれていき、住まい手の世代や生活様式、風習が変わっても、核となる部分は継承され残していける住まいとなることを目指しました。

         
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